「われわれが眞子さまを守らなければ」の世論はなぜ生まれたか

公開日: 更新日:

 小室圭さんへの批判はエスカレートするばかりだ。

「小室母子が皇室の親戚になるなんてゾッとする」「あんな母子にわたしたちの血税が使われるのは許せない」――。国民は単にウップンを晴らしているのかもしれないが、ヤキモキしているのは政治家と官僚かもしれない。

 菅政権が、支持率挽回のためにも「女性宮家の創設」を認めるのではといわれている。愛子さまを念頭に置いてのことで、そのためには愛子さまよりも年上の眞子さまは早く嫁いで外の人間になってほしいと思っているのに、2人が結婚しない限り、女性宮家の議論が進まないからだ。

 それならいっそ眞子さまも「女性宮家にすれば」という理屈も成り立つが、小室さんを皇族の一員にするなんて、さすがに菅政権もそんな危ない橋を渡りたくないのだろう。

 それにしても冷静に考えれば、小室さんを世論が袋叩きにするのは、お門違いな話だ。その原因はどこにあるのか。

 当欄の「小室さんはなぜ嫌われるのか」でも書いたが、確かに小室さんは品がない。母親も皇室とは不似合いだ、財産もない、納得できる説明もない、とないないづくしである。そのうえ母親には悪役のイメージがある。でも、それだけで袋叩きにしていいのか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末