「われわれが眞子さまを守らなければ」の世論はなぜ生まれたか
「今の世の中、こんな母親も小室さんのような青年も掃いて捨てるほどいます。それに、批判の中心になっている小室家の金銭トラブルは、母・佳代さんの問題であって、息子の小室圭さんが借金したわけではありません。なぜ親の借金で子供が縛られなければならないか。なんだか、坊主憎けりゃ袈裟まで、といわんばかりですね」と、ある社会派ジャーナリストは憤慨する。
これまでも書いたが、眞子さまは結婚すれば皇室の外へ出ていく方であり小室さんは皇室に入ってくるわけではない。ヘンリー王子とメーガン妃に比べる向きもあるが、まったく逆なのである。
■皇室の女性をアイドル化したことが背景に
それでも批判されるのはなぜか。
よしんば小室さんが品位のない男だとしても、その男を伴侶として選んだのは眞子さまご自身であり、結婚はあくまで2人の意思によって決めたことだ。それを、しょせんは近所のおじさん、おばさんにすぎない人たちが、なぜ小姑のように非難するのか。嫌なやつだからといって、一民間人の小室さんをこれほど非難するのはどうだろうか。ある皇室関係者は、「プライバシーを暴かれたうえ、金目当てだのなんだのと叩かれて、万が一、小室さんが自殺でもしたら、メディアはどう責任を取るのだろうか」とこぼしたことがあるが、本当に世の中、おかしくなっている。