テレ東ドラマ25「サ道2021」が提示した なぜサウナに入ると雑念が消えるのか
現在のサウナブームの火付け役となった、伝説の番組が帰ってきた。ドラマ25「サ道2021」(テレビ東京系)である。
主要人物も変わっていない。上野の「サウナ北欧」に集う、プロサウナーのナカタ(原田泰造)、偶然さん(三宅弘城)、イケメン蒸し男(磯村勇斗)の3人だ。
このドラマは、彼らによる細かすぎて笑ってしまう「サウナ談議」と、ナカタが一人で訪れる実在の「極上サウナ」が、入れ子細工の構成で進んでいく。登場するサウナは今回も実に魅力的だ。
栄えある復活第1弾は「東京ドーム天然温泉・スパ ラクーア」。とにかく館内が広くてキレイで、複数のサウナがある。特に小部屋でのセルフロウリュ(サウナストーンに自分でアロマ水をかけて蒸気を発生させる)が楽しそうだ。
また錦糸町の「黄金湯」では、ナカタが100度の高温サウナ、16度の水風呂、さらに気持ちのいい外気浴までを堪能。いつものトランス状態のような快感、「ととのった~!」がやってくる。
3人の間で、「なぜサウナに入ると雑念が消えるのか」が話題となった。結論は「思考から感覚に切り替わるから」。確かにそうかもしれない。サウナの効能の一つだ。
ちなみに、魅惑のテーマ曲「サウナ好きすぎ」は、五輪開会式作曲担当で話題の小山田圭吾の作品。サウナの恍惚感を見事に楽曲化している(編注・テレビ東京は第3話より差し替えを発表)。