NHK朝ドラ「おかえりモネ」苦戦はご都合主義の脚本に? 清原果耶の表情の乏しさも…
女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の元気がない。初回は世帯平均視聴率19.2%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)を記録し、前作「おちょやん」の初回18.8%を0.4ポイント上回るも、その後は16~18%台を推移している。
脇はNHK大河ドラマ「風林火山」で主演した内野聖陽(52)のほか、鈴木京香(53)、藤竜也(79)、浅野忠信(47)、King&Princeの永瀬廉(22)、坂口健太郎(30)といった豪華な顔ぶれが固めている。
先週、“東京編”に入ってからも、若手気象予報士・神野マリアンナ莉子役の今田美桜(24)や西島秀俊(50)といった強力な布陣に囲まれている。それでも数字が伸び悩む要因は何だろうか。
芸能評論家の佐々木博之氏は「ヒロインが演じる気象予報士という設定に感情移入できない視聴者が多いのかもしれませんね」とこう語る。
■超難関試験を3回目で楽々突破
「気象予報士は超難関の国家資格です。ドラマでは合格率5%と紹介されていましたが、一般の視聴者にとってテレビで見ることはあっても、あまり身近な存在ではないのでしょう。それでも、ヒロインが努力を重ねた末にドラマ終盤で何とか合格を果たすという話だったら、共感を得ることができたはずです。ところが、主人公の百音はあまり勉強が得意ではないという設定にもかかわらず、ドラマ序盤の3回目の受験であっさりと難関試験に合格。おまけに東京で職場が見つかるとすぐに未曽有の大型台風の来襲を予測してみせるという展開に拍子抜けした人が多かったのだと思います」