蒔田彩珠「おかえりモネ」で活躍 “東出ガールズ”の存在感
芸能事務所「ユマニテ」をご存じだろうか。かつて満島ひかり(35)が所属し、現在は安藤サクラ(35)や門脇麦(28)ら演技派が看板女優を務めている。今年は特に若手女優の活躍が目立つ。中でも昨年のNHK朝ドラ「エール」で、主演夫婦の娘役を好演した古川琴音(24)の活躍がめざましい。
「『エール』では2歳しか離れていない二階堂ふみ(26)の娘役というだけでもハードルが高いのに、初恋の人を戦争で亡くす女学生から看護師として病人を支え、母親と成長してゆく戦中戦後の女性を等身大で演じました。同時期に出演したTBS系『この恋あたためますか』では、コンビニで働く中国人女性を演じていたのだから、凄いの一言。現在、日本テレビ系で放送中の『コントが始まる』では、自身の悩みを抱えながらも人の役に立つことでしか自分の価値を見いだせない女性を演じ、『Paravi』のCMでは今どきのステイホーム女子を。キャラが全く違う役をどれも自然に完璧に演じています。登場するだけでワクワクする女優さんです」(芸能ライター・弘世一紀氏)
もう一人、今後の活躍が大いに期待されるのが、蒔田彩珠(18)だ。現在、NHK朝ドラ「おかえりモネ」でヒロインの妹・永浦未知を演じている。
「『モネ』は豪華な俳優陣が話題になっていますが、その中でも蒔田は負けずに異彩を放っています。主演の清原果耶の妹役ではありますが、2人の姉妹の物語と言っても過言ではありませんし、どちらの演技も楽しめるドラマでもあります」(ドラマ制作関係者)
■「万引き家族」でインパクトを残した蒔田
蒔田は7歳で子役デビュー。10歳の時に映画監督の是枝裕和氏の目に留まり、以来、是枝作品の常連となった。特に、映画「万引き家族」では、出演時間の少ない脇役でありながら強烈なインパクトを残した。
「蒔田は、いずれ朝ドラのヒロインに抜擢されることが確実といわれています。先輩の古川も、これからCMとドラマに引っ張りだこでしょう。いずれにしろ2人は、しばらく多忙な日々が続くことになりそうです。もちろん、稀有な存在感と、抜群な演技力があるからこそなのですが、事務所が抱える事情も背景にありそうです」(前出の弘世一紀氏)
かつての稼ぎ頭の「今」
事情とは、東出昌大(33)のことだ。昨年1月に不倫が発覚し、降板したCM違約金は数億円ともいわれる。事務所に肩代わりしてもらった違約金を少しずつ返済していて、そのため月3万円の子供の養育費(子供1人につき1万円)の支払いが滞っていると、先日報じられた。それなのに、友人や女性と飲み歩いている姿を目撃されるなど、そのだらしなさは相変わらず。
「東出はかつてユマニテの稼ぎ頭でしたが、現在はオファーもほとんどなく、数億もの違約金をすぐに返済できる状態ではありません」(芸能プロ関係者)
ダメな兄貴の尻拭いを、できた妹たちがしてあげている状況のようだ。反面教師で妹たちが急成長を遂げる可能性があるが、東出がそれにあぐらをかいてはいけない。