著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<49>早貴被告のわがままに手を焼きドン・ファンは離婚届を突きつけた

公開日: 更新日:

■月々100万円の高価なおもちゃ

 それでもドン・ファンは彼女をかばい続けた。が、月々100万円の維持費がかかる「高価なおもちゃ」に対しての疑惑の念は、彼の心に蓄積していったに違いない。

 5月7日の早朝4時ごろにドン・ファンから電話があった。早貴被告との離婚の話かなと思ったら、なんとイブちゃんが死んでしまったという知らせだった。

あのね、イブちゃん死んじゃったんですよ」

「いつ? ホント?」

「昨晩様子がおかしくなったので、車で大阪の病院へ運ぼうとしたんだけど、病院に着いたときには亡くなっていた……」

「そうですか……それは、それは……つらかったでしょうねえ。気を落とさないでくださいよ」

 16年も一緒に暮らしていた愛犬の死。子供のいないドン・ファンにとって、イブは娘のような存在だった。どこに行くにも一緒で、東京の病院に行くときにはペットホテルに預けていたが、日に何度も電話を入れてイブの様子を聞いていた。

「私が死んだら遺産は全部イブちゃんに行くようにしますから」

 それも口癖だった。そのイブが死んでしまったとは……。(つづく)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末