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森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

「ゴゴスマ」が小室圭さん母子の金銭問題を45分も放送することに意味があるのか

公開日: 更新日:

 石井アナは、元婚約者が「母親に直接会い、感謝の言葉を述べてもらいたい」と要求していることについて、次のように述べた。

「そんなに高い望みではないような気がします」「ありがとうって、会って言えばいいじゃないみたいな気がするのですが」「圭のため、ここは1つということで、元婚約者に会って『ありがとう』って言えば終わるのに」

 番組MCとして、問題の複雑さを理解して話しているのだろうかと疑わざるを得ない。短絡的な発言に聞こえた。

 母親も会って済むなら、早く解決したい。だからこそ、7月に一度、面会に応じることを伝えたのである、しかし、会えない、あるいは、会いづらい理由がある。

■26日の入籍日までに金銭トラブルは解決し得ない

 元婚約者は、「ありがとうと一言、言ってもらいたい」としながら、話し合っての解決は1回の面会では終わらないとも述べている。母親が会えないのは、第一に、元婚約者が言う「解決」が何を指すのかわからないためだ。元婚約者が何を求めているのかはっきりしないなかで、会いたいという要望には簡単には応じられないのである。

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