小栗旬、菅田将暉らの“覚悟”で芸能界と政治の距離が変わる…「VOICE PROJECT」が投じた一石
コロナ禍での問題行動がバッシングされた石田純一(67)は2015年、安保関連法案への抗議集会に参加したら仕事を干されたことも。業界にはこうした「物言えば唇寒し」といった事例が枚挙にいとまがない。業界事情に精通する広告プロデューサーはこう言う。
「政治的発言をするなという意図は、テレビを中心に、スポンサーの顔色を常にうかがわなければ仕事にならないという意識があるからでしょう。欧米とは違います。テレビが弱体化する現在、選挙CMだけでも局にとって大事なお客さまですから、変な色のついたタレントはますます敬遠しがちなのはたしかです」
小栗の言った「僕らのできる第一歩」とは、そうしたリスクを負いつつ、同調圧力、業界の不文律に風穴を開けてやるという覚悟のはず。この一歩が芸能界と政治の距離を確実に変えつつある。
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