著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

ドラマ「日本沈没」の海底調査シーンの描き方はリアル 東大地震研究所の教授も納得

公開日: 更新日:

 研究者たちは、あらゆる観点から地震というものをとにかく観測しています。地震とひと言で言っても、地震発生の原因だけでなく、火山、海域を科学的に調べるだけでなく、防災につながる工学的な観点からも耐震や、地震災害シミュレーションなどの研究も行っているのです」

■日本の地震対策はかなり進んでいる

 国連開発計画(UNDP)の資料によると、1980年から2000年にかけての国別の年間地震頻度で、日本は世界4位となっており、データ的にも日本は「地震大国」でもあると言えるが、木下さんは「日本は地震対策ではかなり進んでいる」と言う。

「先日の関東の震度5強の地震の際も、首都圏の交通が一時ストップしたり水道管が破裂するだけで収まっているのは、実はすごいことなのです。海外ではよく建物が崩壊して、街自体がボロボロになるケースが多いですが、今の日本でそれはほとんどありません。この前の地震は水道管を補強するきっかけにもなったでしょうし、地震のたびに対策を講じてきた努力というのが、今の私たちの暮らしに反映されています。地層というのは複雑で、地層に現れた変化が大地震の前兆であるか否かという証明を確実に行うことは現時点でもまだ可能ではありません。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド