V6は“消費されないアイドル”を体現 今のSNSよりすごい「学校へ行こう!」名企画を振り返る
11月1日、V6がいよいよ解散する。10月16日には3時間にわたる生放送特番『学校へ行こう! 2021』(TBS系)で「最後のテレビ出演」を終え、ツイッターのトレンドは番組の関連ワードで埋め尽くされた。
ネットでは、<理想的だよね。見ていて安心感のあるグループだった><解散は解散でも次に繋がるいい解散><本当にいいグループ。最高の終演>と、最後まで安心感と笑顔の思い出を残したV6に対する賞賛の声が上がっている。
不必要に泣かせず、湿っぽさのかけらもなく、逆に笑いすぎて涙が出るような幕引きができるのが、やはりV6なのだろう。そこに26年間の歴史を積み重ねてきたアイドルグループとしての矜持を見た。
今回、「学校へ行こう!」というテレビ番組の凄さを改めて思い知った人も多いはずだ。「学校へ行こう!」がレギュラー放送されていた2000年前後、筆者も放送時期は学生時代真っ只中で、放送翌日のクラスはみんな「学校へ行こう!」の話題で持ちきりだった。
特に人気コーナーの「BーRAP HIGH SCHOOL」に登場した尾崎豆や軟式globeのパークマンサー、夏木マリ夫などが披露したラップを覚えて、学校で披露するために録画したビデオを何度も見ていた。