V6は“消費されないアイドル”を体現 今のSNSよりすごい「学校へ行こう!」名企画を振り返る
■時代を先取り、爆発力のあった「厚底ジェイソン」
当時の「学校へ行こう!」は、若者が真似したくなるコンテンツを生む昨今のSNS「TikTok」よりも爆発力があった。コギャルの厚底ブーツの底を切り落として新しいオシャレな靴をプレゼントする「厚底ジェイソン」など、今同じことをユーチューブでやってもバズっていたであろう企画を、あの時代に成立させていたことに改めて驚きを隠せない。
なにより、どんな企画も面白いものとして成立させてきたのは、V6のメンバーそれぞれが持つ絶妙な「寄り添い力」だろう。
「学校へ行こう2021!」でも見られたが、「未成年の主張」で告白した女子生徒をフッた男子生徒に対し、「こんなに可愛いけどいいの?」と、どちらも気まずくさせず場を和ませる一言をいつも必ず添えてくれる「近所の優しいお兄ちゃん」のような安定感が、V6にはいつもあった。
そういった意味では「一番身近なジャニーズアイドル」だったし、それが歌や踊りのパフォーマンスをした際との絶妙なギャップ感を生んでいたといえる。