著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

自由劇場・東京乾電池・東京ヴォードヴィルショー…奇跡の顔合わせの舞台を演出する幸せ

公開日: 更新日:

 いよいよ2日後の12日に私が演出する明治座公演「本日も休診」が初日を迎える。難産につぐ難産で、台本が出来上がったのは稽古初日の2日前。そこから3週間で、美術家、音楽家、衣装家、そしてその下で働くスタッフの急ピッチの仕事のおかげで、通し稽古までたどり着けたのはまるで夢のようだ。

 そしてなによりキャストの皆さんの集中力と芝居を立ち上げるスピードの速さが凄かった。

 この芝居では、自由劇場、東京乾電池、東京ヴォードヴィルショーという、私が青春時代に憧れた劇団のきら星のような小劇場スターの皆さまの奇跡のような共演が実現した。

 柄本明、笹野高史、佐藤B作のお三方は自由劇場のほぼ同期、そこにベンガル、佐渡稔(当時は三木まうす)、魁三太郎という、乾電池、ヴォードヴィルのお仲間が。さらに松金よね子さんまでが揃うのは、まさに演劇同窓会。柄本さんの号令のもとに、おそらくこの年にならなければ実現しなかったであろう、今後ももうないかも知れない奇跡の顔合わせなのである。

 原作は見川鯛山氏のエッセー。那須高原に住む山医者とその奥さん。そして奇妙な村人たちのお話だ。

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