松本潤は“変なパパ役”で新境地開拓となるか「となりのチカラ」が視聴率2週連続2桁マーク
「松本さんの新境地開拓と作品としての意外性を狙ったのだとは思いますが、やはりミスキャスト感は否めません。同様に松嶋さんも、前期の『SUPER RICH』での女社長役がハマっていただけに占い好きのオバチャン役が浮いてしまっているように思います」(水野詩子氏)
<年齢的にドラマに出てくるくらいの歳の子供がいてもおかしくないけど、松潤にこういう役は本当に似合わないと思う><松島菜々子にはやっぱり容姿端麗な役をやってほしい>という声もあり、制作側が狙う様な意外性には結びついていないようだ。
遊川氏の過去作である「過保護のカホコ」は、主人公のカホコは確かに変わっているが「毒親」との関係性や描写はとてもリアリティがあり、それがよいスパイスとなって「カホコの成長物語」を円滑に動かしていた。
「となりのチカラ」に関しては、やりたいことはわかるが、本当に伝えたいことがどうも見えづらい。第2話は認知症の高齢女性と大学を控えた高校生が2人で暮らす同じマンションの家庭に介入したチカラが、“ヤングケアラー問題”の糸口を見つけ出す展開となった。ただ、チカラがカーテンを全開で生活している女性の部屋をジロジロと“観察”する様子はファンにとって気になって仕方がないはずだ。
それでも高視聴率をキープし続けているということは、ドラマから脱落せずに松潤の変化を楽しんでいるファンもいるということ。「となりのチカラ」は俳優・松本潤の新境地開拓となるか?