上戸彩が手に入れた「癒やしのチカラ」昼顔妻とは違う公園ママの素顔
いまや「主人公の妻役」といえば上戸彩(36)だろう。
2013年と20年に放送されたTBS系ドラマ「半沢直樹」シリーズでは、超優秀な銀行マンの半沢直樹を内助の功で支える妻、花を演じた。そして現在、放送中の「となりのチカラ」(テレビ朝日系)では、思いやりと人間愛は人一倍あふれているのに何をやっても中途半端で優柔不断の男、中越チカラの妻、灯を演じている。
■漂うホッとさせる空気感
「灯は2人の子供の子育てをしながらアパレルの店長として言動も行動もテキパキとした妻。家庭を振り回すチカラに対しても強めに当たったりと、半沢直樹の花とは違うキツめのキャラですが、決してギスギスしたりトガった感じはありません。松本潤さん演じるチカラの緩さをしっかり引き締める役回りで、心地よいテンポを生み出しています。それだけではなく、これは上戸さんが醸し出す特有の雰囲気なのかもしれませんが、なんとなくホッとするような空気感が出ているんです。これは『半沢』の花の感じとも似ています」(芸能ライター・弘世一紀氏)