石橋静河が「鎌倉殿の13人」静御前役に 身体能力と表現力で“2世大河”の揶揄はね返せるか
「〈イメージと違った〉なんて書き込みもありますが、そこは三谷幸喜さんの脚本ですから。従来と同じようなイメージのキャスティングじゃ面白くないと考えたのでしょう」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏。
山下氏は昨年上演された舞台「近松心中物語」を見た際、石橋の身体能力と表現力の高さに驚かされたという。石橋が舞台で演じたのは商家の箱入り娘、お亀である。
「お亀はおきゃんで愛くるしい女の子。ところがラスト近くでは異界のものとして存在しなければならない。石橋さんはそれまでとは体の動きをまったく変え、客席から見ているとまるで浮遊しているかのように見える動きで演じた。あの表現はダンスを本格的に習った彼女ならではのもの。静御前としての舞も、石橋さんならではのすごいものが見られそうですよ」と山下氏。
石橋静河といえば、父は歌手で俳優の石橋凌(65)で、母は女優の原田美枝子(63)。また、姉は現在放送中の連ドラ「妻、小学生になる。」(TBS系)の主題歌「灯火」を歌うシンガー・ソングライターの優河(30)だ。