大越健介キャスター突如「報ステ」で張り切った背景 ウクライナ問題で気色ばむ!
ロシアのウクライナ侵攻で各局の報道が過熱しているが、ウクライナ侵攻直後の先月25日、14.0%の視聴率を記録したテレビ朝日系「報道ステーション」で1日、こんなシーンがあった。NHKを定年退職し、昨年10月から報ステのキャスターに就任した大越健介はコロナ報道などではどこかお客さん、よそ者、借りてきた猫のような印象があったが、この日は突然、気色ばんだ。
ロシア、ウクライナと中国の関係を取り上げる中、防衛省防衛研究所の兵頭慎治氏がウクライナにとって中国が最大の貿易相手国である、軍事的な関係も深いと解説した時、落ち着いたいつもの態度が一変、身を乗り出して迫った。
「兵頭さん、中国にとってウクライナが大事な存在であれば、ロシアをいさめるとか止めるとか、中国がテコになることができるんじゃないか」
紅潮した大越のしぐさや表情からはNHK「ニュースウオッチ9」時代を思い出す。反骨の人で権力に物申す。例えば原発問題でも批判的で番組を降板させられた。
しかし、気概を持ってテレ朝入りしたにもかかわらず、キャスター就任以来、生ぬるい局の体質に馴染めないものがあったのではないか。この日同局「スーパーJチャンネル」の報道局員がIT導入補助金の不正受給容疑で逮捕され、番組後半で伝えた。しかもその前にも補助金を巡る詐欺容疑で局員逮捕。