夏ドラマ“爆死”のワケは「イントロが長い」から? TBS日曜劇場まで視聴率1ケタ台
数字を落としていくドラマは、条件の何かひとつ、それとも全部が欠けているのか。
■「ドラマ自体がつまらないから見ない」
「なぜ視聴率が不調なのかという書き込みを拾っていくと、結局は若者のテレビ離れというよりも〈演技が下手〉か〈脚本が面白くない〉に集約される。視聴スタイルの変化というより、ドラマ自体がつまらないから見ないというシンプルな理由です」(スポーツ紙芸能担当)
そうはいっても、橋本愛(26)主演「家庭教師のトラコ」(日本テレビ系=水曜夜10時)は遊川和彦氏、林遣都(31)と仲野太賀(29)ダブル主演「初恋の悪魔」(同=土曜夜10時)は坂元裕二氏と、知られた人気脚本家のドラマも苦戦を強いられている。キャスティングも脚本も悪くないように思える。
「最近の若者はイントロが長い曲は聴きません。動画だってそう。せっかちでこらえ性がない時代なのに、旧態依然とした構成のドラマが多すぎる。最初の2話、3話は“前奏”になっていて、話が展開して“サビ”に向かう前に若い視聴者が離脱してしまう。海外ドラマはのっけから引き込むのが上手ですが、日本のドラマはスローテンポすぎる。〈回を重ねるごとに面白くなってきた〉なんて書き込まれるようなドラマじゃ、もう通用しないんですよ」(ドラマ制作会社スタッフ)
しかしながら、竹内涼真(29)主演「六本木クラス」(テレビ朝日系=木曜夜9時)や、有村架純(29)と中村倫也(35)ダブル主演「石子と羽男」(TBS系=金曜夜10時)など復調気配のドラマもある。「オールドルーキー」も最新話で2ケタに戻したが、果たして後半戦はどうなるか。