大竹まことは本番中に深々と礼…最後まで“クールでダンディー”だった
「ゴールデンラジオ!」(文化放送)でおなじみの大竹まことさん。私が構成していた「痛快!エブリデイ」(関西テレビ系)という朝の帯番組の月曜日「男がしゃべりでどこが悪いねん!」のコーナーゲストに月1レギュラーで1990年代の後半から2007年の4月まで出演していただきました。同コーナーは男性タレントだけで政治から街の小さなニュースまで好き勝手にしゃべりまくるという完全フリートークの人気コーナーでした。
個人的にはシティボーイズの大阪公演を見に行くファンのひとりでしたが、当時の大竹さんは関西ではあまりなじみがなく“コワモテ”なイメージもあり、司会の桂南光さんをはじめ、桂ざこばさん、桂きん枝さん(現・桂小文枝)、中田ボタンさん、大平サブローさんという関西の名だたる面々とどういうコラボをされるのか未知数で、朝の生放送にお呼びすることにスタッフ間でも懸念がありました。大竹さんは楽屋では物静かで、最低限のあいさつと出演者のみなさんとのやりとりをされるだけ。ところが、本番が始まると本領発揮の言いたい放題!
放送コードスレスレの過激な発言を連発され、話の展開によって対立軸に立って盛り上げるように自在に発言をコントロールされ、番組では欠かせない存在に。大竹さんの出演回が本当に楽しみでした。