著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

大竹まことは本番中に深々と礼…最後まで“クールでダンディー”だった

公開日: 更新日:

 そんな中、07年4月、大竹さんご自身のレギュラー番組と重なり、最後の出演に。本番前はいつも通りクールで、本番もいつものように丁々発止のやりとりがあった中、CMに入ると突然、立ち上がり「生放送で出していただくのは今日が最後です。みなさんお世話になりました。勉強させていただいてありがとうございました」とレギュラー出演者に深々と頭を下げられたのです。

 その姿にざこばさんが「なんでんねん急に! 人(にん)にないこと(キャラクターと違うこと)しなはんな、びっくりするがな!」と本当に驚かれて言われると「みなさんの話に入っていけるのかなぁて、最初はほんとに不安だったんですよ」と真顔で答えられ「この番組で話せれば怖いもんはないです。ほんとにありがとうございました」と再び深々と頭を下げられました。

 私の勝手な想像ですが、レギュラー陣の“関西芸人チーム”の完成された空気感の中、編集のない一発勝負の生放送で自分らしさをどれだけ出していけるか、大竹さんだからこそのプレッシャーを感じておられたのではないでしょうか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末