海老蔵は“鈍感力”で団十郎襲名披露を乗り切るしか…尾上菊五郎“出演拒否”報道の波紋
市川海老蔵(44)の団十郎襲名披露問題で、ついに人間国宝の尾上菊五郎(79)が出演しない意向だと発売中の「女性自身」が報じ、さらなる波紋が広がっている。
“出演拒否”は足が痛いからというあいまいな理由で、同誌によると昨年5月の「團菊祭」の中止が引き金になっているという。表向きの理由はコロナ禍だが、海老蔵が東京五輪の開会式に出演するため見送りたいと松竹側に示唆、松竹側もこれを受け入れた。
コロナ以前は歌舞伎役者たちには出演しない月でも固定の手当が松竹から支払われていたが、今は完全歩合制に変化。梨園の台所事情も右肩下がりである。そんな中で、毎年恒例の「團菊祭」はひいき筋とのつながりを強固にする大切な場。公演が見送られたことは音羽屋にとって痛恨この上ないだろう。
今年5月に開催された「團菊祭」取材会にも海老蔵は欠席。歌舞伎界のツートップが舞台に立つ演目にもかかわらず、宣伝は菊五郎と長男の尾上菊之助(45)に丸投げ。梨園のしきたりを軽んじる姿勢と度重なるスタンドプレーに振り回され、さすがの音羽屋も堪忍袋の緒が切れたということらしい。