著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

満島ひかり、松岡茉優…今期ドラマには「令和の若手演技派女優」がズラリ

公開日: 更新日:

 4日放送の「日曜日の初耳学」(TBS系)の満島ひかり(36)が評判になっている。「インタビュアー林修」に登場した満島の終始にこやか、なんでも話しますよという姿勢は好感がもてた。

■大御所も太鼓判の満島ひかり

 11歳でダンス&ボーカルグループFolderの一員としてデビュー。アクターズスクールのオーディションで、まだ小さい満島にほかの審査員が反対する中、テリー伊藤が「光るものがある」と推してくれてグランプリに輝いたとか。

 デビュー前、篠山紀信に撮影してもらった際は「君には笑顔が似合わない。俺のカメラをにらみつけろ」と言われた、「ウルトラマンマックス」に出演した際、実相寺昭雄監督に「役者に向いてるから、続けるといいよ」と言われたといった大御所たちとのエピソードからも、満島が選ばれるべくして選ばれた逸材だということがわかる。

 事務所から独立、フリーになって出演料交渉も自らやったという生々しい話もさらりと笑って言うところが頼もしい。浮世離れした女優とは対照的な、地に足の着いた生活をする女優として満島の存在感は大きい。

 アイドルから女優になるまでの20代の苦労話を聞かれると、「苦労話っていっぱいあり過ぎて、自分の人生なんか朝ドラになりますよって思いますもん」。同じ沖縄をやるなら「ちむどんどん」より「満島ひかり物語」を見たかった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動