「イモ欽トリオ」の“ワルオ”こと西山浩司さん 僕ら3人の仲は「今が一番いい関係ですよ」
自宅近くの電柱には“ワルオ命”の落書き
さて、西山さんは中学1年のとき、オーディション番組「スター誕生!」(日本テレビ系)の“欽ちゃんと遊ぼうコーナー”で5週連続チャンピオンになり“欽ちゃんファミリー”入り。高2で正式デビューし、81年、「欽ドン!~」でブレークした。
「当時は木造アパートの2階で1人暮らし。日曜日になると女の子が部屋の下に何十人もたむろして、そばの電柱は“ワルオ命”なんて落書きで真っ黒に。部屋の外に置いていた洗濯機の中には、毎日、プレゼントがいっぱい入っていて手編みのマフラーやベストをたくさんもらいました。人気に戸惑いましたが、結構、使っていましたよ。手作りのものをくれた子のファンレターに電話番号が書いてあると、電話して『受け取ったよ!』と伝えていました。電話の向こうでは、女の子が『ギャー!』って叫んでいましたけど(笑)」
25歳で一般人と結婚し娘2人をもうけたが、97年に離婚。99年、舞台共演で知り合った現夫人と再婚。都内で2人暮らしだ。
「長女は学生時代、体操で日本一になり、僕が座長になって立ち上げた舞台『マッスルミュージカル』に出演したことも。もう35歳で、今は10歳の一人息子を育てるシングルマザー。次女は33歳で美容師。離れて暮らしていてもやっぱりかわいくて、元気にしているかな、と気になりますね」
10月16日、東京・築地のライブハウス&レストラン「BLUE MOOD」で、ボーカルを務める「西山浩司WARUO BAND」のライブを行う。
(取材・文=中野裕子)