鈴木京香が4億円を投じた解体寸前の歴史的建造物…あえて私邸として使わないワケ

公開日: 更新日:

■美術館として公開?

 1957年に竣工された当時となるべく近い状態、そして、元のオーナーの想いをなるべく尊重して復元させることにこだわったという鈴木。
 
 しかし、多額の私財を投じて改修したものの、鈴木自身がそこで暮らす訳ではないとう。

「実際、現地を見に行きましたが、建物自体は芸能人が暮らすには手狭だと思われますが、交通利便性の高いエリアにあるため、別邸使いをするのかと思っていました。しかし、鈴木自身はあくまで管理人であって、今後は小さな美術館としての利用、もしくは建築を研究している人たちに公開するなど、個人で使用する訳ではないようです」(週刊誌記者)

 インタビューでは、復元した建物を興味のある人にどういう形で公開するか考えていると語っている鈴木。
 
「建物の規模は違いますが、黒川紀章の中銀カプセルタワーや、前川國男の東京海上日動本館ビルなど、戦後に建てられた名建築が解体、解体間近にあるのを悲しむ建築フリークの声をSNSで目にしますが、名建築は維持管理だけでも莫大な費用がかかるため、引き受け手、お金の出し手が現れないのが現実です。大企業の創業家などが建築に限らず寄付行為をすることはありますが、それ以外の個人がパトロンとして億単位のお金を出して公共財に近い形で活用していくというのは極めてレアケースです」(前出・不動産コンサルタント)

 “太っ腹”とはまさにこのことだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 7

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  3. 8

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  4. 9

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 10

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは