“センター寄せ集め”のキンプリ分裂…ジャニー喜多川氏の死で失われた創業精神
ある関係者の見方はこうだ。
「ジュリーさんは、聞く耳を持たないというわけではないんです。ただ、『ああ、そう』などと言っても、それをやりましょうとは、なかなかならない。今回のキンプリ分裂について、深読みになりますが、メンバーがもっと自分たちのやりたいようにと世界進出などを提案していたとして、それがのれんに腕押しといいますか、棚ざらしのような扱いを受けていたとしたら、どうでしょう。男性アイドルグループは、BTSなど韓国のK-POPに大きく水をあけられています。世界的に見ればキンプリをしても、しょせんは井の中のかわずと思ったとしても不思議じゃない。年齢的な部分もあり、にっちもさっちもいかないと感じていた可能性もあるかも知れません」
メンバーの胸中はおもんぱかるしかない。だが、そんな思いをぶつけてきたメンバーに「だったら好きなように、自分たちでやればいいじゃない」などと、ジュリー社長が突き放したとすれば、どうか。
■キンプリよりなにわ男子
「あくまで可能性ですが、ゼロではないかも知れませんね。最近のジュリーさんは、キンプリよりも『なにわ男子』ばかり気にかけています。自社レーベル『ジェイ・ストーム』所属にして、社長自らが統括、指揮をとるジュリー案件なのですから」(前出の関係者)