山崎賢人主演「アトムの童」が突き抜け切れないワケ…お決まりの“急転直下展開”に疲れか

公開日: 更新日:

 山崎賢人(28)主演の日曜劇場「アトムの童」(TBS系)の第5話が13日に放送されたが、視聴率は現在平均9%台。健闘してはいるものの、人気ドラマの新たな基準となっているTVerお気に入り登録で、「アトムの童」は64.7万人と秋ドラマの中では第5位。第1位の「silent」(フジテレビ系)は223.5万人(いずれも11月16日現在)を記録しており、人気作を連発してきた日曜劇場の割には突き抜け切れていない印象もする。

 若き天才ゲームクリエーター安積那由他(山崎)が、廃業危機を迎えていた老舗おもちゃメーカー「アトム玩具」とともに新作ゲームを作り、過去に自分たちのゲームを盗み、親友を死に追いやった因縁のある大手IT企業「SAGAS」の興津社長(オダギリジョー)に立ち向かうオリジナル脚本ということで、放送前は期待値も高い作品だった。

 放送前に、興津社長を演じる予定だった香川照之(56)が性加害報道によって降板したことも記憶に新しい。

 オダギリに変更となったことで、ネットでは《オダギリジョーに変わってくれて逆によかった!》《胡散臭いIT社長をスマートに演じてて、ハマってる!》という声が相次ぎ、不幸中の幸いで、むしろ作品の評価は上がっていた。それだけにドラマが伸び悩む理由が気になる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド