二宮和也「ラーゲリより愛を込めて」で狙う有終の美 日本アカデミー賞受賞なるか
昨年12月9日の公開から10週連続で興収ランキングでトップ10入りを果たしている嵐・二宮和也(39)の主演映画「ラーゲリより愛を込めて」。
同作は作家・辺見じゅんのノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を基に、二宮が主演を務め、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜・山本幡男を演じた感動作。公開から順調に客足を伸ばしてきた。
「作品の内容からして、観客の年齢層は高かったが、このところ高齢者向けの歴史モノの映画が少なかったせいか公開のタイミングも良く興行収入は22億円を突破している」(映画ライター)
だが、映画の評判は良くても、これまで続々と発表されている映画賞の主演男優賞に二宮の名前は挙がらず。3月10日の授賞式で発表される「第46回日本アカデミー賞」の最優秀主演男優賞に最後の照準を定めているという。
「『日本アカデミー賞』ではこれまで最優秀主演男優賞を1回、優秀主演男優賞を2回受賞と相性がいいので期待しているでしょう」(映画ライター=前出)
国内の主要映画賞で最後の発表となる同賞の最優秀賞受賞で有終の美を飾ることができるか。