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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

笑福亭笑瓶は東京進出する関西芸人の先鞭 亡くなって見えた在京芸能プロの底力

公開日: 更新日:

 笑福亭笑瓶が亡くなった。享年66。通夜・告別式の会場となった築地本願寺には多くの芸人仲間が駆けつけた。

 笑瓶は笑福亭鶴瓶の一番弟子で、一般には「サリーちゃん」の友達のよし子ちゃん、ウィッキーさんのものまね、さらに「噂の!東京マガジン」のイメージが強い。

 だが、今でこそ多くの関西芸人が東京に進出してくるが、その先鞭をつけたのが笑瓶だというのはあまり知られていない。さんまや鶴瓶が出てくるずっと前のことだ。きっかけとなったのが「鶴ちゃんのプッツン5」で、その縁で、それまで所属していた大阪・松竹芸能から片岡鶴太郎と同じ太田プロに移籍し、東京を拠点とするタレントになったと記憶する。単身上京して居場所をつくった功績は大きい。

 先週金曜、そんな笑瓶も所属していた太田プロのちょっといい話を「中居正広の金曜のスマイルたちへ」(TBS系)でやっていた。「爆笑問題ウエストランドを育て30年…女性社長の波乱万丈SP」として、爆笑問題の所属する事務所タイタンの特集だった。

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