著者のコラム一覧
芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

妻夫木聡が酷評の嵐吹き荒れる日曜劇場「Get Ready!」に出演を決めた切実な事情

公開日: 更新日:

TBS本社横の『TBS赤坂ACTシアター』を常設会場に昨年7月8日にスタートした舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に、妻夫木が所属するホリプロがガッツリと関わっているのです。藤原竜也向井理らホリプロ所属の役者たちがほぼ総出で作り上げている巨大プロジェクトですから、妻夫木には『Get──』の出演を断る選択肢は最初からなかったのかもしれません。せめてもの抵抗が脚本の内容に異議を唱えることくらいだったのでしょう」(前出の芸能プロ関係者)

 先日発表されたデータによれば「ハリー・ポッター」はスタートからこの約半年間で30万人超の入場者数を記録し、チケット収入だけで約38億円超(※6種類のチケットの平均値から筆者が算出)の利益を計上している。

 妻夫木の代表作である映画「悪人」や「怒り」で彼の演技を見て鳥肌が立った観客からすれば、「Get Ready!」は内容も演出もあまりにお粗末。妻夫木からしても「なんでこんな作品に出なきゃならないのか」とボヤきたくもなるだろう。

 大企業の商業的な論理で将来のある演技派俳優のキャリアが傷つけられるとしたら、いたたまれない話である。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド