NHK受信料11万件増に大ブーイング!「ぶっ壊~す」の男に“原点回帰”待望論が続々
■特殊法人NHKの合理化は可能
そんな中で、ちらほら見受けられたのが、《確かに問題人物だが、まずは原点に立ち返ってNHKをぶっ壊してほしい》という立花氏に期待を寄せる声だ。
「NHKをぶっ壊~す」とのキャッチフレーズで政界に乗り込み、党勢を拡大したものの、近年は当初掲げたNHK改革とは程遠い活動を続けている立花氏。統一地方選では、NHK党と直前に立ち上げた「政治家女子48党」から計82人の候補者を出したが、当選者はわずか4人にとどまった。
SNS上では、《NHKを壊す前に自分が壊れた》などと揶揄された立花氏だが、それでも《毒を以て毒を制す》というのか、NHK改革への取り組みを願う声は少なくない。党首をめぐるドタバタの内紛劇が起きているとはいえ、政女48党は現職国会議員を抱えた紛れもない国政政党。放送法に基づき設立された「特殊法人」のNHK改革を進めるには、立花氏や同党の力が欠かせないからだ。
2001年6月に成立した特殊法人等改革基本法を踏まえ、同年12月に閣議決定された特殊法人等整理合理化計画では、すべての法人の事業見直しと、組織形態の廃止・民営化等の見直しを進めることが決まった。つまり、立花氏らが本気でNHK改革に取り組めば、経営の合理化や組織形態の見直しに踏み込むことも可能なのだ。
果たして立花氏が政治活動の原点に戻る日は来るのか。