アフターBTSも活況!これがK-POP最前線 ソウル在住プロデューサーJUNさん徹底解説
韓国の演歌「トロット」ブーム
■4大事務所勢力図に変化
「SM、YG、JYP、HYBEの韓国4大事務所の中では、やはりBTS率いるHYBEの勢いは確かで、JYPがやや失速気味です。Nizi Projectで日本では有名なJYPですが、メロディーが日本でいう演歌みたいな懐かしい感じで、国内の人は好きだけど、若い子からするとダサくも見えています。日本と温度差があるかもしれません」
■韓国の演歌「トロット」ブーム
「中高年に人気なのが韓国の演歌“トロット”。ムード歌謡的なメロディーラインが郷愁をそそります。大御所的な位置づけではイム・ジフンさんがいますが、彼の息子さんもK-POPアイドル。BTOBのヒョンシクです。最近は若いトロット歌手が増え、トロットの貴公子、イム・ヨンウンさんが人気。日本でいえばイケメンで懐かしい歌も歌える、韓国の氷川きよしさん的存在です。海外で売れるためには、まず、いい楽曲。そして共感できるポイントがどれだけあるか。メンバーのグローバル化はますます進むでしょう」
▽JUN K-HIPHOPPER、プロデューサー。1984年、ソウル生まれ。DOZのメンバーとして2010年に「ありがとうごじゃいます」(avex)で日本デビュー。現在は韓国でプロデューサーとしても活動、日本語も堪能。歌舞伎町のホストを演じて韓国で話題の「タナカ」は同輩。