「鈴木敏夫とジブリ展」福岡展が大盛況スタート!「体験的女優論」コーナーも
スタジオジブリの名プロデューサー・鈴木敏夫氏(74)はどんな本を読み、どんな映画を見てジブリ映画の世界観を確立したのか。鈴木氏の頭の中を探る「鈴木敏夫とジブリ展」が、京都、東京、岩手に続き福岡県・福岡市博物館でスタートして早くも大盛況だ。
名古屋で育った少年時代から現在に至るまで、鈴木氏の琴線に触れた作品を厳選して展示。活字や映像からどんな影響を受け、プロデュース業へとつなげていったのか。宮崎駿、高畑勲ら作り手とどう向き合い、ジブリ映画が出来たのかをたどる壮大な展覧会である。
今回新たに「映画コーナー」が新設。愛蔵作の中から、現在、入手可能な映像作品約1万本をセレクトし、棚に並べたコーナーは圧巻。入り口には日刊ゲンダイ連載「体験的女優論」のパネルも展示されている。
「となりのトトロ」「もののけ姫」などはいかにして世界的人気作品となったのか。宣伝方法や具体的なアクション、ビジネス展開までがわかる鈴木氏の手書きメモなど“手の内”も余すことなく紹介。ビジネス書的なアプローチもあり、サラリーマンも楽しめる。また、同展の限定グッズも販売。知的好奇心を刺激されること請け合いだ。
会期…8月31日(木)まで<月曜休館>
時間…9時30分~17時30分(8月14、15日は20時まで)
会場…福岡市博物館特別展示室(福岡市早良区百道浜3-1-1)
入場料金…<一般>土日祝1700円、平日1500円。<中高生>土日祝1400円、平日1200円。<小学生>土日祝1100円、平日900円
※ローソンチケットで前売り券発売中。土日祝、お盆シーズンは[日時指定チケット]の事前購入が必要。