2冠達成の「ダブルヒガシ」には売れていくコンビ特有の“ストーリー”がある
9日に行われた「ABCお笑いグランプリ」で優勝、3月の「ytv漫才新人賞」と2冠を制した今乗りに乗っているダブルヒガシ。
ボケの大東翔生君(写真左)とツッコミの東良介君(同右)でダブルヒガシ。高校の同級生同士でしたが、いったんは就職と進学と別の道に進んでいます。
■メチャメチャおもろい大東とやったらなんとかなるかもしれん
ところが大東君が2回生で留年が確定してしまい「親にバレないために大学を辞める理由を探していたらNSCの募集を見つけ、人より面白いとずっと言われていたので“これや!”と、とりあえずの理由付けのためだけにNSCに入りました」という“とりあえず入学”でした。そんな大東君に誘われた東君。最初は断っていましたが、何度もしつこく言われ、会社勤めもあまり面白くなかったので「メチャメチャおもろい大東とやったらなんとかなるかもしれん」と熱意に押されて会社を辞めて一緒に入学したのでした。
売れていくコンビには必ずこういうストーリーがついてきます。“とりあえず”とは言いながらも最初からそこそこ形になっていて、私が一番大切にしている“空気感”を持っていたように記憶しています。特に大東君には台本の枠にはハマりきらない「天才・大平シロー」さんと重なる雰囲気を感じていました。