2人目の加害者になっていないか? DJ SODAさんが訴えたセクハラ被害それぞれの反応
「だからみんな服装に干渉する人たちの顔色を窺わず、着たい服を思う存分着ながら生きよう!!」
発言の背景には、最初の投稿後、SODAさんの擁護と加害者への非難の声があっという間に拡散した一方で、彼女の露出度が高い衣装や、観客との距離の近さにも責任の一端があるのではと攻撃的な指摘も挙がったことがあると見られる。
問題提起に迅速な対応をみせたのは国連広報センターだった。当日午後5時台のうちに、昨年7月に国連本部で開催されたアート展『あなたは何を着ていたか?』の紹介動画を公式Xに投稿、「性的暴力のサバイバーが襲われた時、何を着ていたかは関係ありません」という端的なメッセージを添えた。これは最も説得力に満ちたSODAさん擁護論のひとつだろう。
■「あなたは何も悪くない」のメッセージ
官公庁の動きはどうだったか。内閣府が運営する性暴力の悩み相談窓口「Curetime」は、翌15日朝8時に「あなたも〈2人目の加害者〉になっていませんか」と題した3コマ漫画を公式Xに投稿した。オフショルダーの服を着て泣き腫らした目の若い女性と母親の会話はこうだ。