著者のコラム一覧
松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

2人目の加害者になっていないか? DJ SODAさんが訴えたセクハラ被害それぞれの反応

公開日: 更新日:

 今週月曜(8月14日)の午前中のことだ。韓国の人気DJでインフルエンサーとしても活躍中のDJ SODAさんが、自身のSNSに生々しい写真を添えて、英語・韓国語・日本語でショッキングな報告をした。前日、大阪府泉南市のセンナンロングパークで開催された音楽フェス「MUSIC CIRCUS'23」で、複数の観客から胸を触られたというのだ。

「あまりにも大きな衝撃を受けて未だに怖くて手が震えています…とても驚いて怖かったですが、一方で私を見て泣いて喜んでくれて好きと伝えてくれる素敵なファンの方々もいて、一旦最後までやりきろうと最大限平気なふりを頑張りました。今はホテルに戻ってきましたが、未だにとても怖いです。DJをしてから10年たちますが公演中にこんなことをされたことは人生で初めてです。とても戸惑って信じられないし、もう舞台の下や前の方に行ってファンの皆さんに近寄りがたい」

 その後も投稿は続いた。なかでも重要な問題提起となったのは次のくだりだろう。

「私がどんな服を着たとしても、セクハラと性的暴行は正当化できない。いつかこの言葉を言いたかったです。当然のことだが、これを言うまで大きな勇気を出さなければならなかった。私は人々に触ってほしいから露出した服を着るのではない。自己満足で着たい服を着ているし、どの服を着れば自分が綺麗に見えるかをよく知っているし、着る事で自分の自信になる」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ