(2)九星気学の吉方位へ毎朝最低40分は歩くようにしています
60歳を過ぎたら、心身の健康のために何か運動をすべきです。横断歩道を青信号で渡りきれないお年寄りを見かけることがありますが、何もしないと筋肉は衰える一方でフレイルという心身ともに虚弱な状態になってしまいます。
とはいえ、多くのお医者さまがおっしゃるには、年齢を重ねたら、テニスやマラソンなどの過激な運動はかえってマイナスで、一番いいのは歩くことだそうです。インターバル速歩といって速足で歩いて、ゆっくり歩いて、また速足で歩いて、ゆっくり歩くことを繰り返す運動もあります。でも歩くだけでも筋肉も骨も鍛えられますし、有酸素運動ですから心肺機能も強化されますよね。
私の場合はエッセーのテーマが浮かばなかったり、原稿が行き詰まった時も歩くようにしています。歩くことで五感が刺激され目や耳からいろいろな情報が入ってきますから、脳が回転し始めます。するとたちまちアイデアがひらめいたりします。つまり頭の運動、ボケ防止にもつながるということです。
歩く習慣は実は犬の散歩からスタートしました。2013年の離婚の際に元夫が残していったビーグル犬の散歩です。その後、友人のススメで九星気学を勉強し、「日盤吉方」という日々変化する吉方位へ歩くようになったのです。
気学は複雑で奥深い学問ですが、吉方位はアプリで簡単に調べられます。自宅から東西南北8方向に分かれた方位のうち、吉方位の示す方向へ15分から20分ほど歩き、その土地で温かい飲み物をいただいて吉のエネルギーをもらいます。行った先に必ずしもカフェがあるわけではないので、コンビニでコーヒーを買って飲むこともあります。コンビニもなければ自販機です。
この「日盤吉方」という開運行動は「吉」の毎日の貯金なんですね。その日の吉方位が北西だったり、南東だったりと変化しますので、飽きることなく歩くことができます。気分的にも吉の方向に行けば、「いい一日になるだろう」って思えますものね。楽しみながら頭もクリアになり、有酸素運動で心身の健康につながるので歩くことはいいことずくめです。