向井理「パリピ孔明」をGP帯にぶつけたフジの気概 《ツッコんだら負け》的な面白さが癖になる
テレビは秋の番組改編で、地上波GP帯(午後7時~11時)の秋ドラマが本格的にスタートするのは10月第2週、第3週からが通例だが、今年は少し様相が違う。フジテレビ水10枠は夏ドラマ「ばらかもん」最終回の翌週、9月27日から向井理(41)主演の「パリピ孔明」をスタートさせた。
「そうかと思えば、テレビ朝日の日10は夏ドラマ『何曜日に生まれたの』の最終回が10月8日。改編特番などでGP帯では通常枠の連ドラが放送されないこの時期、夏ドラマと秋ドラマが交差する珍しいケースですが、そのぶん枠の認知度が高まる効果はあるかもしれません。特にフジ水10は同じ時間帯に日本テレビとドラマが被るので、ライバルのいないうちにドラマファンを引きつけたかったこともあるのでしょう」(テレビ誌ライター)
■“フライングスタート”の効果は微妙だが…
その「パリピ孔明」の初回平均視聴率は世帯6.1%、個人3.5%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)で、前クールの「ばらかもん」と、その前の「わたしのお嫁くん」の初回とほぼ同じ。“フライングスタート”の効果は数字には表れなかったようだが、ネット上では《間延びした特番でインターバルがあるより、すぐ次のドラマが始まるほうがいい》なんて“ウエルカム”の声もあった。