ジャニオタは性加害問題の“加害者”側か? 会見で自称ファンが投げかけた質問と入り組んだ関係性
ジャニーズファンは被害者なのか、それとも加害者なのか……。故ジャニー喜多川氏の性加害について、ジャニーズ事務所が10月2日に2度目の記者会見を開いてから2週間が経つが、そんな論争がファンの間で交わされている。
あの会見の終盤、「30年来のジャニーズの大ファン」「いろんなグループのファンクラブに入っておりまして」という女性ライターが指名されると、「私たちファンも、加害者みたいな言われ方をしているのはとても心外で」と持論を語り始めた。ある週刊誌記者はこんな見方を提示する。
「ファンは直接的な加害者ではありません。しかし、今回の問題の構造を考えてみてほしい。ジャニー氏の性加害拡大の背景には姉のメリー喜多川氏の隠蔽、放置があったと『再発防止チーム』が報告しています。メリー氏が『あのタレントを使うなら、ウチの子は出ない』というような圧力をかけ、『メディアの沈黙』が起こった。
なぜ、テレビ局やスポーツ紙がメリー氏の言葉を飲み込んだかといえば、ジャニーズのタレントは人気があるからです。“人気”はどう生まれるのかといえば、ファンが付いているからです。つまり、ファンは直接の加害者ではないですが、残念ながらジャニー氏の片棒を担いでしまった面は否めません。ジャニーズ事務所のタレントにファンが付かなければ、メリー氏は誰からも相手にされない、ただのヒステリックな人という認識で終わっていますよ」