日テレもTBSも振り回され…「生成AI」が突き付ける“ファクト”の真贋、日本語の壁は壁にあらず
事実をどう担保するか
さらに、この手の動画には、かつては“日本語の壁”があり、英語圏や中国語圏の人は、日本語のフェイク画像や動画はできなかったが、今は海外からでも、スマホで容易に日本語のそれが生成できてしまうので、今後さらに混乱に拍車がかかる可能性もあるという。
「チャットGPTの学習能力によって、今後ますますフェイクとの見分けはつかなくなっていきますから、今後は、事実をどうやって担保するかがますます課題になってきます。すでにチャットGPTで生成した画像には自動的に透かしが入るなどの機能を盛り込ませるなどの動きも出てきているようです」(井上氏)
テレビ局に限らず多くのマスコミが対応を迫られることは不可避だ。