ヒットの法則は通用せず?NHK大河、TBS日曜劇場、フジ月9…連ドラ3大枠すべて不発の最大敗因

公開日: 更新日:

 最後は、フジテレビ月9。嵐・二宮和也(40)らトリプル主演も話題のはずだった「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」の11月27日放送回は世帯4.7%で、前出のテレビ誌ライターも「あまりの数字に言葉もありません」。あるスポーツ紙芸能デスクは「ヒットドラマに共通する“法則”みたいなテーマとかがよく話題になるんですけど」と、こう続ける。

「たとえばキャスティングや脚本はもちろんのこと、タイトルが理解しやすいとか、テーマに社会性があるとか、視聴者が共感できたり、考察で参加できるとか……まあ、いろいろ話すんですけど、『どうする家康』も『下剋上球児』も『ONE DAY』も、全部とは言いませんが、それなりにヒットの法則をクリアしているはずなんです。で、最後は《もう今どきの若者には“1時間ドラマ”は見てもらえない》という“尺”の問題じゃないかという結論に落ち着くんですよ。《30分、正味の放送で二十数分がせいぜいじゃないか》と」

 これからは短時間でサクッと見られるというのが最大のヒットの法則になるというのだ。


「若者は10分ぐらいしか集中力が続かないなんて言われますが、10分おきにCMを入れて3エピソードで計30分ドラマというのがベターなような気がします。視聴者の満足度も高いテレビ東京の『きのう何食べた?』シリーズなんかが近いような。将来的にはそれが主流になるように思います。大河は45分ですけど、その間ずっと集中を強いられますからね」(前出のスポーツ紙芸能デスク)

 ディープなドラマ好きには30分じゃ物足りないかもしれないが……。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド