石原さとみ「ミッシング」の“体当たり演技”でイメージ刷新を図るも…「貞子3D」が代表作にほぼ確定
「ミッシング」は石原が「このままじゃいけない。変わりたい。吉田恵輔監督なら自分を壊してくれる」と“女優・石原さとみ”を再構築しようと臨んだ意欲作だったが、残念ながら既存イメージから脱却ができなかったということだろう。
劇場を後にする観客に話を聞いてみると、「生々しい演技を見て、涙が止まらなかった」「すっぴんで、髪もボサボサのまま泣き叫ぶ姿に引き込まれました」と石原の演技を絶賛する声も聞こえたが、興収が伸び悩んでいるのはなぜなのか。
「石原本人が求める“これからの石原さとみ”像と、ファンが期待するイメージ像のギャップが浮き彫りになったということでしょう。今年12月に38歳になる石原は、アイドル女優からの脱皮を意識して初めて“汚れ役”に挑んだわけですがファンが期待するのはやはり“いつも笑顔の、いくつになっても可愛いママ”という存在感です。乾燥した荒れ放題の唇や、弟の髪を引っ張って罵倒する石原の姿を見るために劇場には足を運べない……ということなのかもしれません」(芸能プロダクション関係者)
また、石原の「ミッシング」の演技について《彼女が壊れれば壊れるほど、全く正反対の幸せそうな私生活が見えてきてしまって。報道されているような一流企業のエリートサラリーマンとお子さんとの幸せな生活が浮かんでしまい、どこか冷めてしまう》という声もあった。20年に石原が結婚した外資系証券会社に勤める夫は、長身イケメンで年収5000万円とも報じられた。石原は22年に第1子も生まれており、今、幸せ真っただ中なのだ。一方、石原が検事役を演じる連続ドラマ「Destiny」(テレビ朝日系)の視聴率は好調を維持しており、“司法エリート”は視聴者にとって、さほど違和感のない役柄なのだろう。