奈緒主演映画でインティマシー・コーディネーター起用却下が物議炎上…旧態依然の映画業界は変われるのか
■「言いたいことは伝えました」
最後に奈緒は、「私は大丈夫です」とした上で、気丈にこう言った。
「私自身は原作に心からほれ込み、出演することを自分で決めました。その中でいろいろなやりとりがあり、すれ違いがあったことも事実です。でも権力に屈することは一切なく、対等な関係で監督ともお話をしましたし、言いたいことは伝えました。その上で、現場でちょっと不十分だと思う部分が正直ありました」
奈緒に対する心配の声や監督への非難が高まる中、映画の公式サイトのあらすじの一部で、「快楽に溺れ」という表現が6日までに削除されていたことが発覚し、火に油を注ぐ形になっている。事情に詳しいワイドショー芸能デスクはこう話す。
「今どきの映画は決して潤沢な予算がない中で製作していることも多い。それでも女優サイドは、“この作品なら”“この監督なら”という意気込みで出演するんです。一方で監督は、自分が撮りたいように撮るのは当たり前なので、今の時代、インティマシー・コーディネーターを入れるべきだとプロデューサーは説得するべきでした」