著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

夏ドラマを総括!今期No.1は仲村トオルの町中華もの「飯を喰らひて華と告ぐ」だ

公開日: 更新日:

鼻につく「ギークス ~警察署の変人たち~ 」

「今日から俺は!!」(日本テレビ系、18年)のヒット以来、再び愉快な学園もの、ヤンキーものが出てこないかと期待しているので楽しみにしていたのが「伝説の頭 翔」(テレビ朝日系)。「グランドクロス」のヘッドとスケバンオタクがそっくりさんで、事故ったヘッドの代わりをオタクがやる話。2役を演じるのは高橋文哉。ヤンキーものは日テレの十八番だが、珍しくテレ朝がチャレンジして面白い。不良性感度がグー。コンプラぶっ飛ばせ系だ。レディースの初代総長でスナックママの飯島直子がお似合い。

 警察モノ「ギークス~警察署の変人たち~」(フジ系)は一言でいうなら鼻につく。松岡茉優田中みな実もいかにもうまいでしょと演じているのが透けて見える。逆に滝沢カレンのナチュラルさに目がいく。ドラマ自体は随所にセンスあるでしょというところを見せようとしている感じがなんだかなあ、だ。

 トピックスは黒木メイサがドラマに帰ってきたこと。「降り積もれ孤独な死よ」(読売テレビ、日テレ系)でデキる刑事を演じ、颯爽たる姿はブランクをまったく感じさせない。おかえりメイサ!

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ