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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

夏ドラマを総括!今期No.1は仲村トオルの町中華もの「飯を喰らひて華と告ぐ」だ

公開日: 更新日:

 先週、福岡で倒れ、連載をお休みさせていただきました。大げさにいえば、「博多の大患」。親が死んでも一度たりとも休んだことはありませんでしたが、激痛に見舞われました。日頃の不摂生を深く反省!

 夏ドラマが粛々とスタート。まずは「マウンテンドクター」(カンテレ、フジテレビ系)。

 山岳医療の現場を描く完全オリジナル作で、雄大な山々を見ているだけで癒やされる。目にも心にも優しい、病の身にはありがたい作品だ。

 主人公の宮本歩を演じる杉野遥亮はひ弱そうで頼りなげ。笑顔にどこか陰りがあり、母性本能くすぐり系。彼の成長物語でもあるので愛されキャラの杉野には適役だ。

 杉野とバディーを組むのは大森南朋演じる江森岳人。今のところモラハラ指導医でムカツクだけだが、いずれいい相棒になることはわかる。

 2人は昨年の大河ドラマ「どうする家康」でマツジュン家康に仕えた者同士。いつか対立構造が解消された暁にはあの「えびすくい」が飛び出すかも? と密かに期待している。

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