仲野太賀「虎に翼」“優三さん”の強い残像で…「新宿野戦病院」の“チャラ男”にはまだ馴染めない
「そこですよね。優三さんというキャラクターがあまりに偉大すぎたんだと思います。心に住み着いてしまって、まだみんな、太賀さん=優三さんという世界観から抜け出せていないのかも」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。
優三さんは、名前の通り優しく穏やかで、常に寅子の気持ちをおもんぱかり、子煩悩だった。出征時の寅子との別れのシーンは、あまたの視聴者を号泣させたものだ。
「優三さんが亡くなってからも、回想シーンでしょっちゅう姿を見ることができています。それだけに余計、視聴者も優三さんを忘れられない。寅子と優三の娘である優未が『テストになるとおなか痛くなる』と告白したシーンでは、視聴者は優三さんを思い出して涙、涙……出演していないのに泣かせるなんて、どれほど優三さんというキャラクターが視聴者から愛されているか、よく分かりますよね」(前出の山下真夏氏)
■視聴者の多くが、《これじゃない》と太賀さんのチャラ男役が馴染めない
実際、回想シーンで出てくると、SNSで《優三さん》が話題ワード入りするというのも人気の証だろう。