パリ五輪実況でアナに求められるのは「ポエム」センス? 解説者「やばぁ」と感情ムキ出し大興奮
SNS上では《やばぁがクセになる》《演技難度の解説よりも「やばぁ」しか頭に残っとらん》などと大盛り上がりとなった。
■感情的な発言ではなく専門的な解説が聞きたい
五輪競技の解説者が感情剥き出しで絶叫する姿といえば、思い出されるのが1998年長野冬季オリンピックの女子モーグルで金メダルを獲得した里谷多英について、男性解説者が「すっげーよ多英、多英すっげーよ」と興奮気味にコメントしていたことだろう。
この時も、その後はしばらく「すっげぇ」との言葉が流行ったのだが、一方でみられたのが《感情的な発言ではなく専門的な解説が聞きたかった》《五輪実況は淡々とするべきではないか》といった意見だ。
過去を振り返れば、NHKの元アナウンサーだった刈屋富士雄氏は「トリノのオリンピックの女神は荒川静香にキスをしました」「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架橋だ」と発言。「名言」と評判になったが、一部では「何を言っているのか分からない」との指摘も。
パリ五輪のスケートボード女子ストリートでも、吉沢恋(14)、赤間凜音(15)が金、銀メダルを獲得すると、フジテレビの倉田大誠アナウンサー(42)は「金メダルに恋した14歳」と表現。倉田アナは東京五輪でも当時13歳だった西矢椛の金メダルが決まると、「13歳、真夏の大冒険」と叫んで話題となったが、近年の五輪は選手だけでなく、実況アナも“爪痕”を残す場面があるようだ。