「24時間テレビ」出演者の“ギャラ問題”再燃…「やす子は1000万円」を本人否定も疑念の声やまず
1978年の番組開始当初から、繰り返し論争となっていたこの問題。「出演者は高額なギャラを受け取っていて、日テレも儲けているのに、どこがチャリティーなのか」と、同番組が偽善や欺瞞と言われる論拠となっている。スポーツ紙放送担当記者はこう話す。
「今回のやす子やYOSHIKIのカミングアウトを機に議論が再燃しています。『いくらチャリティーとは言えども(中略)プロは絶対にタダでやってはいけない。』『貰った上で自ら寄付する話とは別です』とXにつづったシンガー・ソングライターの柴田淳から、『24時間テレビは、タレントにギャラを払わないで、視聴者が募金をして、CMの収入はテレビ局がノーコストで貰うってこと?』と疑問を呈した実業家のひろゆき(西村博之)まで、SNS上では賛否両論が巻き起こっています」
日テレはこの問題に対し、2000年11月にBPOで視聴者からの質問に答える形でこう回答している。
「24時間テレビに出演して頂いたタレントのギャラについては、基本的にボランティアでお願いしております。しかし、拘束時間の長い方など、場合によっては謝礼という形でいくらかのお支払をしております。但し、それは通常の拘束時間に対して払うものの何割かにあたる程度であり、タレントによっては謝礼を辞退される方もいらっしゃいます。『通常より高額のギャラが支払われている』というご指摘は事実無根です」