「24時間テレビ」出演者の“ギャラ問題”再燃…「やす子は1000万円」を本人否定も疑念の声やまず

公開日: 更新日:

 同時に、スポンサー企業も募金に協力しており、日テレ自身も事務局費用などを負担していると主張しているが、この問題は、番組の歴史と同じく長きにわたり、物議を醸しているのだ。

 かつてビートたけしは、「オールナイトニッポン」で、「24時間テレビ」について、「ヨダレ垂らした芸能人どもがめちゃくちゃ高いギャラ稼ぐくせに、これ以上貧乏人から金巻きあげんな。チャリティーって言うくらいならおまえら全員ノーギャラで出ろよ! コノヤロー!」と喝破。1991年には、司会を務めた帰国子女の西田ひかるが、「チャリティーなのに出演料が出るとは思わなかった」と発言。2013年には、2年連続で司会を務めた嵐のギャラが5000万円と週刊誌で報じられたことに対し、日テレが、「今年もボランティアで務めていただいております」と全面否定のコメントを出したこともあった。

■消えぬモヤモヤ

 ある番組関係者はこう話す。

マラソンのギャラは1000万円以上、司会者のギャラは500万円以上という相場は確かに存在します。過去には辞退したり、一部を募金に回したりした人もいますが、ほとんどの人は受け取っています。ただ、今回のやす子のように、辞退したとしても、日テレは、今後もやす子を厚遇し、さまざまな番組に出演させ続けますから、それを考えれば、恩恵は1000万円どころか、億単位になります。それと日テレもスポンサー収入があるとはいえ、数十億の制作費は負担していますから、単純に濡れ手で粟というわけでもありません」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末