剛力彩芽が「極悪女王」で披露したバックスピンキックを現役女子プロレスラー絶賛!「本人の蹴りは、強烈でしたね」

公開日: 更新日:

“飛鳥”が蹴りを成功させたとき、“千種”は泣いていた

 “飛鳥”が蹴りを成功させたとき、“千種”は泣いていたという。

「剛力さんは最初から器用だったんですけど、唐ちゃんはあのとき先を越されて悔しかったんでしょうね、泣いてたんです。でも、彼女は3時間みっちり合同練習したあとに、『(長与の得意技である)フライングニールキックは代役じゃなく、絶対に自分でやりたいんです。個別で教えてください』って言いに来るほどの努力家。長与さんの映像や雑誌を見てすごく研究して、本番では完璧な足の上がり方でやってみせた。そんな俳優さんたちの姿を近くで見ていたので、自分たちも“プロのあり方”を学ばせてもらいました」

令和の女子プロブームに波及

 9月29日、マーベラスは配信後、初の大会を東京・新木場1stRINGで開催した。「極悪女王」を機に女子プロに興味を持ってもらいたいと、SNSで無料招待席をアナウンスすると、またたく間に定数に達した。チケットも完売して、超満員。長与らのサイン会には長蛇の列ができた。長与は言う。

「俳優さんたちが『マーベラスでプロレスを教わった』って言ってくれたことで、『(作品を)見ました』とか『生でプロレスを見たくなりました』『(見て)楽しかったです』と言ってくれる人が増えました。この方たちがリピーターになってくれることを、いまは楽しみにしてます」

 彩羽は、「極悪女王」を起点とした“いい波”に乗りたいという。

「いまはSNSでバズりたい、格好よくキレイに写りたいという時代だけど、女子プロレスって汗や涙、時には血も流してドロッとしたもの。それもこの世界の素晴らしさだと思うので、『極悪女王』の人気に乗って、もっと社会に届けたいし、広めていきたい」

 10月27日に愛知・名古屋国際会議場、12月1日に後楽園ホールで主要マッチを控え、長与は12月8日に還暦(60歳)を迎える。世界に広がりつつある「マーベラス」。このシナジー効果は今後どう昇華していくか。 (取材・文=伊藤雅奈子)

  ◇  ◇  ◇

 「極悪女王」で大活躍の剛力彩芽だが、同作が無ければ相当な窮状に追い込まれていたようだ。●関連記事【もっと読む】剛力彩芽「極悪女王」大ヒットが頼みの綱…独立で仕事激減、前事務所に「戻りたい」と泣きついた懐事情…では、首の皮一枚で助かったとも言える剛力の開店休業ぶりについて伝えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  2. 7

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  3. 8

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した