ジャンポケ斉藤の「いじめ告白」に欠けていた“寄り添う”視点…性加害でいじめ被害者に風評被害も
■「いじめられている側は一生忘れない」と強く訴え続けてきた斉藤
「以前から、斉藤さんのいじめ告白の内容には少し違和感を抱いていました。『いじめをなくすためにはどうすれば良いか?』という視点ではなく、被害者視点での『こんなことをされた』という告発みたいな話が主だったからです。もちろんいじめを乗り越え、芸人として成功する斉藤さんの姿に、勇気づけられていたお子さんも多かったと思いますが、今現在いじめ加害者、被害者になっている両者に寄り添う視点がなければ、いじめをなくすための正しい議論に転じていきません。そういった意味でも斉藤さんのいじめ告白は、芸能人として成功し、いじめ加害者に復讐できる立場となったことで、承認欲求を満たすものとして受け取られるリスクもあると感じていました」(いじめ被害者支援関係者)
いじめ加害者に対し、「いじめられている側は一生忘れない。一生恨んでいる」とインタビューや講演会で強く訴え続けてきた斉藤だが、今度は自らの性加害により、それを言われる側となったことで、世の中のいじめ被害者へのネガティブな偏見を増幅させる結果となっている。