名優・西田敏行さんの体を蝕んだ鯨飲馬食…焼き肉&ビールこよなく愛し、たばこは1日80本以上
■池中玄太“90キロ”
西田さんは、2001年には頚椎症性脊髄症、2003年に心筋梗塞、2016年に頚椎亜脱臼、胆嚢炎と、50代以降はまさに病との闘いの連続で満身創痍の上、心臓に不安を抱えていたことも関係者の間では有名な話だった。芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。
「西田さんの健康不安は、昨日今日の話ではありませんでした。しかし映画やドラマなどの会見で取材に行くと、必ずこちらが喜ぶような面白い話をしてくれるサービス精神の塊のような人でした。人懐っこい性格で、人との酒席も大好き。年上、年下関係なく、共演者や業界関係者と飲むのが大好きな方でした」
10年ほど前、西田さんは本紙のインタビューで、「若い頃は、酔って議論したりするのが楽しくて、浴びるように飲んでいました。ある時、飲み過ぎて倒れかけてしまい、先輩俳優に『そんなのはロクな飲み方じゃない! 吐くなら飲むな。酒がもったいないだろ!』と一喝され、酒とは“いい付き合い方”ができるようになったんです」(2013年9月14日付「今だから語れる涙と笑いの私の酒人生」)と語っていた。